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ロシア軍の行動に正義はあるか

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   ロシアのクリミアでの行動やその影響を検証する必要がある。
  「地元の自衛勢力」という口実での、軍隊の行動はどうみても正当化は難しい。外国軍が紛争国に「地元の自衛勢力」などという口実(触れ込み)で行動していいということは与える影響が大きい。
  「ロシア系住民の保護」は外国で軍事行動をとる口実になるのか。プーチン大統領自身がシリアへの欧米の軍事行動に対して「国連安保理の承認なき軍事行動は防衛を除いて全て侵略だ」と主張している。安保理の承認のないクリミアでのロシア軍の軍事行動は侵略ということになる。
  そもそも、保護を要するほど、ロシア系住民に差し迫った危険があったのか極めて怪しい。
  実効支配下においてしまおうというなりふり構わぬ強硬手段に出たということだ。ロシアの焦りということだ。
  国際社会として極めてすわりの悪い例を作ってしまったことにならないか。
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プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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