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漢化政策への疑問~ウイグル族の反発

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   新疆ウイグル自治区で中国政府が進めている経済発展とその恩恵に浴す際に必要となる「漢化政策」受け入れは、ウイグルうなど少数民族の反感・反発を呼んでいる。
  少数民族は、それぞれの民族が誇りにしている伝統文化がある。その根底は言葉だ。漢字の強制で、その言葉を奪われることは大きな反感を呼ぶことになる。
  新疆ウイグル自治区ウルムチ市での爆発事件(4・30)もそうした反感が背景にあるようだ。
  1955年に中華人民共和国の自治区にし、大量の漢族を移住させることで、現在では漢族中心の経済発展が著しくなっている。ウルムチの人口は350万印と言う大都市に変貌した。市内は高層ビルが林立している。しかし、その恩恵に浴しているのは大部分が漢族。ウイグル族など少数民族は発展の恩恵から程遠いところにおかれている。

  少数民族の伝統文化、その根底にある言葉への尊重なくして、ウイグル族などの心をつかむことは難しい。
  朝鮮統治時代のわが国の採った同化政策の誤りなどに、中国は早急に気づくべきだ。
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プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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