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強硬姿勢一点張りの中国~警戒

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  相手国への配慮は一切ない。あるのは自分の主張だけ。
  ・・・としか思えないのが中国の唯我独尊ブリ。
  西沙(パラセル)諸島海域ではベトナム漁船に体当たりで沈没させ、乗員10人は仲間のベトナム漁船の救助によって一命を救われた(5・26)。現場は、海上での石油掘削地点から30キロ万法の地点。30隻の船がベトナム漁船を取り巻いたという。(ベトナム側は中国が16人乗りのベトナム漁船に7日放水・発砲、船体の窓ガラスや通信機を破壊したと発表、27日)
  領有権が争われている海域での石油リグの設置も「まったく合法的」という一点張りだ。27日の記者会見で中国の海軍は掘削装置から半径3海里以内を進入禁止とする通知を出したことを明らかにした。
第一段階の作業を終えて、第2段階に入るとの声明(5・27)を出すなど、実効支配の既成事実をどんどん進める戦略をとっている。(掘削送致を東北東約43キロ移動させた。ベトナム監視部隊27日発表)
 
  中国と南シナ海での領有権を争うベトナムやフィリピンの反発は最高レベルにまで高まっている。

  5月24に日、東シナ海では我が国の自衛隊機にスクランブルしたミサイル搭載の戦闘機が異常接近(30メートル)した。抗議する我が国に駐日大使は「日本側の危険な接近偵察活動は大変不満だ」と返した。我が国は、30日からのシンガポールで開催されるアジア安全保障会議で各国国防省に説明する。

 聞く耳を持たない中国の自国の主張押しつけぶりには警戒を要する。強硬一点張りで権益拡張を策す戦略をとっているという相手にどう対するか。とにかく尋常な相手ではない。その中国にどう対処するのか。しっかり対応策を検討してかかる必要がある。
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プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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