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権威主義的な統治姿勢の習近平主席

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  天安門事件25周年(6・4)を前に香港・東京などでデモが伝えられる。
  しかし、中国では当局が民主化活動家を拘束、厳戒態勢を敷いて抑え込む構えだ。
  習政権は、経済成長と国際的地位の向上を進めるとともに、民主化抑圧で政権オン正統性を確立したいという戦略をとっている。

  抑圧を強めるという統治手法は必然的に権力の乱用を伴うことになる。権力乱用の結果、汚職も絶えないことになるが、権力を有する当局は不満や批判を力で押さえつけるという結果になりがちだ。

  中国では、政治には無関心になり、経済活動に集中する。自己中心的な価値観が蔓延する結果になっている。

  非暴力・不服従で民主化を求めるという選択もあるが今のところ少数勢力に留まっている。

  経済成長と国際的な地位の向上が続いているうちは問題が表面化しないかも知れないが、その2点で政権が成果をだすことに失敗すれば批判は一挙に噴出しかねない。その際の当局の周辺諸国との衝突が懸念される。
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プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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