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強権で抑えるしかない~天安門事件25周年

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  6月4日、民主化を渇望し天安門広場に向かった多くの学生を解放軍が発砲した天安門事件(当局発表死者319人、正確な数字は不明)から25周年を迎えた。
  天安門広場は小銃を持った警察官に埋め尽くされてた。(警官に加え、迷彩服を着た警備要員、シナイの交差点には赤い腕章の治安ボランティア)。ッ中国政府は、80年代に起きた「風波」(小さな事案)で、すでに決着済みとのスタンス。できるだけ頬かむりを通したいということ。関係取材はすべて禁止され、天安門事件で犠牲になった日飛び地の墓の取材も禁止。そもそも「民主主義」は中国では主張することは禁じられるお国柄なのだ。
  北京市内の大学生には官製学生組織を通じて「学校を出ないように」通達済み。当日を挟んで、外国人留学生には内モンゴルなどへの観光ツアーも組まれるという異常な気の使い方だ。
  2月、中央党学校で習近平総書記は「統治の現代化」を進めると講演した。不満や権利意識をアk度に広げないよう社会の管理強化を指示する内容だった。監視対象に、テロリストと並んで、人権活動家や民主活動家、西洋のメディア関係者などがあげられた。
  人権や民主を求める活動家やメディアを監視対象に挙げ、強権で管理を強化するという社会。メット上での言論統制も強化されることは、彼らの発想からは当然だ。
  中間層が台頭する事への警戒心も尋常ではない。韓国や台湾での中間層の台頭が民主化につながったからだ。

  一党支配の独裁政治と経済社会の自由化という「中国モデル」はいつまで続けるのか?

  経済の成長持続が可能な限りは続くということか?

  中間層が増えることで、民主化を求める何らかの改革が必須と思うのだが、当局が、強権で押さえつけるとなると、不測の事態も多発するという流れか?
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プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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