おさえられない市民の権利意識~天安門事件から25周年
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天安門事件25周年の6月4日夜、香港の追悼集会に18万人が参加した(主催者発表)。
中国大陸では当局が市民の権利意識の抑え込みに躍起になっているが、市民が様々な声をあげることを強権で抑え込むことは不可能だ。
当局は、共産党独裁体制の下での、現行の法律制度の中での、市民の権利向上を求める「新公民運動」をも、強権で抑え込もうと、人権活動家許志永氏(4月、懲役4年の実刑確定)を始め指導的人物30人余りをを次ぐ次に拘束している。
環境・公害関係の工場建設反対運動や戸籍制度に関連した入試などでの各種差別(少なくとも公平性への疑問)など、様々な切実な意見や要求は消えることがない。そうした声を強権で抑え込もうということが、そもそも無理がある。
一党独裁は、つまるところ当局の強権での抑え込みを助長する。そこに収賄などの腐敗が結びつく。
天安門事件の見直しも基本的人権も中国では危険思想・危険分子となる。そうした体制の正当性維持には、基本から無理がある。