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おさえられない市民の権利意識~天安門事件から25周年

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  天安門事件25周年の6月4日夜、香港の追悼集会に18万人が参加した(主催者発表)。
  中国大陸では当局が市民の権利意識の抑え込みに躍起になっているが、市民が様々な声をあげることを強権で抑え込むことは不可能だ。
  当局は、共産党独裁体制の下での、現行の法律制度の中での、市民の権利向上を求める「新公民運動」をも、強権で抑え込もうと、人権活動家許志永氏(4月、懲役4年の実刑確定)を始め指導的人物30人余りをを次ぐ次に拘束している。
  環境・公害関係の工場建設反対運動や戸籍制度に関連した入試などでの各種差別(少なくとも公平性への疑問)など、様々な切実な意見や要求は消えることがない。そうした声を強権で抑え込もうということが、そもそも無理がある。
  一党独裁は、つまるところ当局の強権での抑え込みを助長する。そこに収賄などの腐敗が結びつく。

  天安門事件の見直しも基本的人権も中国では危険思想・危険分子となる。そうした体制の正当性維持には、基本から無理がある。
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プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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