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歴史に関する韓国独特のトラウマ~“恨”という怨念の文化~

  韓国との関係では、わが国に対する“独特の怨念”への理解が欠かせない。
国際社会に対して、韓国のこの種“独特の怨念”を具体的事例を淡々と紹介して行くことが有効ではないか。
  
たとえば、対馬から盗まれた仏像(観世音菩薩坐像)の返還を差し止める韓国司法当局の以下の判断など。

2012年10月、対馬の観音寺から、韓国人によって窃盗された50センチ余りの仏像が韓国で見つかった。その仏像の返還が韓国司法当局によって差し止められている(仮処分)。
仏像は14世紀前半に韓国の瑞山市にある浮石寺で作られたと見られるが、14世紀末に成立した李氏朝鮮が儒教を国教としたことで、朝鮮各地で仏像破壊が頻発した。仏像は破壊から逃れるべく、仏教徒により、対馬に持ち込まれた可能性が高いという。以来、600年余り対馬で信仰の対称として大切に守られてきた。韓国で発見された仏像返還差し止めとなっているのは、「倭寇によって略奪されたおそれ」がその理由だというのだ。

反日であれば何でもありという韓国の空気の中での判断は、600年余りも大切に守ってきた対馬の人々には到底受け入れられないものだろう。


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プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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