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政治家を育てるシステムの再考・再構築を

  わが国の政治家の劣化は目を覆うばかりだ。今のままでは、国家の将来が危うい。早急に政治家を育てるシステムを再考・再構築しなければならない。

民主党政権3年3ヶ月間に鳩山由紀夫、菅直人、野田佳彦と総理大臣を三人も生んだ。今戦われている参院選では、野田を除いた二人は、民主党の敵に回っている。
それらの首相を影で牛耳ってきたのが輿石東、小沢一郎。ドンといわれた二人の衰勢も語るまでもない。
その民主党を今率いているのは、海江田万里代表に細野豪志幹事長の二人。いずれも参院選敗北の責任だけが話題になっている有様だ。
これら民主党の幹部の特徴は、組織を率いた経験の少ないことだ。若い時代に大会社社員や官僚などとして大きな組織の中で苦労するという経験に乏しい。それらを補う自治体首長などとしての経験もない。
弁護士や市民運動、労働組合での経験はあるが、それらは組織経験としては特殊だ。しかも、その多くは、批判者という立場にとどまる。一国を率いる者としては経験不足といわざるを得ない。

翻って、自民党に人物はいるのか。自民対象後の派閥の復活が予想されている。せめて、派閥という切磋琢磨・政策勉強の場で、真の政治家としての教育がなされることを願いたいものだ。
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プロフィール

大貫啓行(おおぬきひろゆき)

Author:大貫啓行(おおぬきひろゆき)
麗澤大学経済学部・大学院教授(2014年4月から名誉教授)、(公)モラロジー研究所教授。元警視監。
東京大学法学部卒業。
1967年警察庁入庁。内閣官房、外務省、防衛庁への出向も経験、中国情報分析を中心とした内外情報畑一筋30年のエキスパート。
お問い合わせはkikikanri110@gmail.comまで。

在中国一等書記官(文化大革命直後の政治情報収集)、警視庁外事1課長(ソ連スパイ・レフチェンコ事件を指揮)、内閣情報調査室国際部(中国・ソ連分析キャップ)、防衛庁調査1課長(ソ連による大韓航空機撃墜事件の事後対応)、秋田県警察本部長、長崎県警察本部長(雲仙普賢岳噴火災害警備を指揮)、警察大学校特別捜査幹部研修所長、警察庁国際部長(初代国際部長として、阪神淡路大震災、オウムサリン事件、国松警察庁長官狙撃事件等の危機管理に携わる)、中国管区警察局長等を歴任し、1996年より麗澤大学教授・2014年より同大学名誉教授。

川崎市顧問・危機管理アドバイザー(2004年~2014年)をはじめ、多くの自治体で各種の顧問・委員等も務めている。
【著作等】
(著書)「変革~日本の対外姿勢と危機管理」(広池学園事業部)
「現代中国の群像」「暮らしの法学~安全を考える社会システム」
「国際紛争と日本の選択」『暮らしの行政~私と公の共生システム」
「説得力の養成」(以上麗澤大学出版)
「中国はどこに向かう」(白金出版)ほか
(論文)「災害に関する危機管理」「雲仙普賢岳噴火災害警備考」
「在ペルー大使公邸占拠事件の考察」「公務員における意識改革の現状」
「中国~国家・社会変革方向の考察」(以上麗澤大学紀要)など

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